日语泛读教程 2
リーディング3
カタカナの魅力
ただ
みちたろう
多田 道太郎
やがてこの漢字というものは消化されて、日本民族の流れの中にくるだろうと思っていたけれども、じつは千年たってもまだ消化しきれないわけです。もう一つ新しい外来文化の流れがきますと、漢字というのが、ものをいうわけです。やまと造語能力があるのです。悲しいことに大和言葉は造語能力にひじょうに乏しいわけです。たとえば「労働者の集会」といえばパッと一言でわかるのが、大和言葉のりとで言いますと「はたらき人のつどい」とかいうことになって、なんか祝詞みたいな感じになってしまう。なんか間延びしてしまう。そこが困るのです。
まの
私はイデオロギーとしては大和言葉派なので、物を買いに行ってもなるべく大和言葉を使うようにしています。たとえば電器屋さんに行って「足あぶりください」。皆さんおわかりにならないでしよう。その店員の人もポカーンとしています。それで私は、机に座って勉強するときに足の下に置く、足を温めるそくおん きところの器械であると、こう言ったわけです。そうしたら、ああ、足温器ですか。これが漢字なのです。それがもっとモダンになりますと、なんとかヒーターとかカタカナになって、そうなるともっといいようです。
最近ダイエーの社長が、わが社は断固カタカナ戦術でやる、すべてカタカナでやると言っています。カタカナでやると、なんとなくモダンに見えるわけです。
せんい どん や大阪の繊維問屋はみんな個人ただり商店でした。多田利商店とか。こやごろれは私の親戚の家の屋号ですが。そうすると大学を出た人が来ないのです。ところが、プービーとかハッピーとかいうカタカナの名前を付けるとウワーッと来る。カタカナの魅力というのはすごいものです。
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(「日本語の人間学」
<カタカナの魅力〉
『日本語と日本人』
講談社)
40
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